中国では

中国での冬虫夏草は、冬虫夏草菌（コルジセプス・シネンシス）がコウモリガ属の幼虫に寄生し、感染後に形成された子実体とその虫との複合体のことを指しています。
近年、その貴重さゆえ乱獲により激減し、価格が高騰しています。

日本では

これに対し、日本での冬虫夏草は昆虫に寄生して生ずるキノコ全般の総称として使われており、その数は日本国内だけで約400種と言われています。

注目を集めるサナギタケ冬虫夏草

近年、冬虫夏草の中でも最も注目されているのがサナギタケ冬虫夏草（コルジセプス・ミリタリス）で、中国のコウモリガ冬虫夏草（コルジセプス・シネンシス）と同属種です。

菌類は、子実体と菌糸体から成り立っています

食材として一般的なシイタケやエノキダケ。その食用の部位は、「傘」や「柄」と呼ばれています。実はそれが「子実体」（しじつたい）で、胞子を作る器官なのです。
一方「菌糸体」（きんしたい）は、いわばキノコの根の部分のことで、胞子細胞から伸びた無数の菌糸がかたまってできています。
「子実体」も「菌糸体」もキノコの一部ですが、それぞれに含まれる成分は違います。

希少な「冬虫夏草」だからこそ“本物”であることを追求しました

日本国内で市販されている「冬虫夏草」製品の多くは、菌糸体の根の部分だけをタンクで培養したもの（冬虫夏草　菌糸体）あるいは穀物を使って栽培したものが見受けられます。
自然界で育つ本来の「冬虫夏草」は、昆虫にキノコが育ったもので、私たちが目指したのは、自然界の本来の姿です。